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システム稼働を左右するのは全てベンダー責任か

●システムエンジニアの日常
09 /30 2017

2017年9月29日のITプロより
失敗の全責任はユーザー側に、旭川医大とNTT東の裁判で逆転判決
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/346926/092501136/



電子カルテを中核とする病院情報管理システムの開発が失敗した責任を巡り、旭川医科大学とNTT東日本が争っていた訴訟の控訴審判決は一審判決を覆す内容だった。

 札幌高等裁判所は2017年8月31日、旭川医大に約14億1500万円を支払うように命じた。2016年3月の一審判決は旭川医大の過失割合が2割、NTT東が同8割として双方に賠償を命じていたが一転、旭川医大に100%の責任があるとした。同医大は2017年9月14日、判決を不服として最高裁に上告した。


・・・とのこと。

ウォーターフォール開発における仕様の凍結はIT企業においては当たり前、常識レベルというか、是が非でも死守しなければならない事項です。

が、ユーザ部門にとっては「仕様の凍結、なんで・・・?」と思われている。システム開発がどのように進むのかを知らないからでしょうけど・・・。
ユーザ側が知らないのは仕方ないとしても、厄介なのは間に立つ顧客側のシステム部門。
システム部門はちゃんと理解しているにかかわらず、ユーザ部門に対して弱く、ユーザ部門からの仕様の変更も受け入れてしまし、しわ寄せを開発ベンダー側に押し付けようとする。

この判決はシステム開発のベンダーとしては勇気づけられる判決です。


しかし、この判決によってあなたが携わるシステム開発が今後変わるかというと、そうではない。
当たり前のように仕様凍結が反故にされ、仕様変更の嵐。
システム部門はユーザ部門の言いなりは解消されず、残業の増加とともに、仕様変更によって誘発するシステムの品質悪化。また今日も帰れない。

ただ、稼働時期になり稼働が延伸、または稼働中止になった時に、この裁判と判決が勇気づけられる。
裁判ってめんどくさいし、裁判までには簡単にいかないですけどね。こんな小さな開発でそこまでやるか・・・とかね。泣き寝入り。何も変わってない。

 じゃあ、現場ではどうするか?

①ユーザ部門の教育、②システム部門の教育

教育とはなんのことを指すかというと、ウォーターフォール開発とは「仕様の凍結がある」のを理解してもらうこと。その後の仕様変更は費用がかかるということ。
ユーザ部門は意外とわかっていて、わかっていてやらないのがシステム部門。
そんな腰の引けたシステム部門だとわかれば、そのシステム開発プロジェクトは請け負わないほうがいいね。デスマーチになるから


請け負わないって選択肢が99%ない今、こっちも黙っていてはいけません。
「こんな時期にこんな仕様変更を受け入れるのなら、納期通りに稼働はできません」「費用は跳ね上がります」「品質悪化は避けて通れません」としっかり、主張すること。
この主張があとあと役に立ってくる。その時のあなたは四面楚歌。

間に立つ管理職がバカだったらどうしようもないけどね。
そんな管理職はほんっっと多いけどね。

こういうこと
↓↓↓↓↓
https://twitter.com/toukatsujin/status/913940486724870144

その時は自分の運を恨みましょう。

良い運をつかむには・・・・また、別アーティクルで。


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